ISFJ日本政策学生会議は「学生の政策提言による望ましい社会の実現」を理念とし、学生による時代感覚を踏まえた政策立案の支援と政策の実現に向けた発表の場の提供を行っております。
元来、政策とは政治家や官僚といった政策担当者によるトップダウンの形で立案・提言されるものとされており、学生による政策提言を行う意味を疑問視する人もいるかもしれません。しかし、本来的には政策は社会全体のためにあるべきものであり、政策担当者による一元的な決定は決して望ましいものではないと私たちは考えます。そしてその意味において、学生による政策提言は非常に大きな意味を持っています。
これまで政策担当者のみが担ってきた政策市場に対して、学生が政策を提言していくことの最大の意味は、柵のない自由闊達な視座からの政策提言を行うことが出来るという点にあると私たちは考えています。政策担当者による政策立案の最大の欠点は、所属する省庁や部門によって政策の可能性が限定されてしまうという点にあります。たとえ社会にとって本当に必要な政策であったとしても、それが所属する組織の利益と合致しなければ採用されることはありません。しかし、私たち学生は所属する大学やゼミなどによって自分自身の行動が制約されることはなく、本当の意味で社会にとって必要な政策提言を行うことが可能となります。 柵のない学生という立場から社会全体のニーズを反映した政策を提言することは、政策の受け手からのボトムアップの政策提言と言い換えることができ、真に望ましい政策提言のあり方であると言えるでしょう。
そして、このような学生による政策提言を通じて望ましい社会を実現するために私たちは2つの行動目標を掲げています。
ひとつは政策市場に通用する政策を考案するための支援です。学生が政策提言を行うにあたり、これまでの机上の学問を通じて体得した学生の知識や考えを実際の社会問題を解決する政策へと昇華させるための支援が必要不可欠であることは言うまでもありません。
いまひとつは考案された政策を実現するための発表の場の提供です。政策提言の最終目標はその政策の実現を通した社会の変革であり、政策が発表されることは政策実現の第一歩であると言えます。政策発表は政策の実現可能性を高めるという意味で政策担当者に対して行うことはもちろんのこと、その政策の必要性が広く社会に認知され、その政策が支援されることを目的として学生を含む一般の方に対しても行われます。
これら2つの行動目標に基づき、私たちの活動は行われています。そして、私どもの活動を通じて生み出された政策あるいは人材が望ましい社会を実現するための一端を担うことが出来るであろうと確信しています。